隠れ料理人

以前もここで書きましたが、うちの子が産まれた産婦人科は今時のトコでして。
綺麗で料理が豪華で…みたいな。っまぁもちろんその分お値段が張ってたりはするのですが。
食事を部屋まで運んでくれるのですが、その時たまにコックさんらしき人がくるらしく、あぁこの人達が作っているのかぁ…っと思って相方が声をかけたらどうやらその人が一人で作っているらしくとても驚きました。
その人プラス配膳や片付けのパートさんがいるだけらしく、お休みは週一のみ。その時に代わりの人が来るだけでそれ以外の日は年中ここで料理を作っているそうな。
毎日色々な料理が目や舌を楽しませてくれるので
「献立とかないんですか?」
って聞いたら
「メニューはその日の朝に市場に行って決めています」
だそうな。
うわぁ………これ、既に産婦人科のいち作業者とかじゃないよ…一流ホテル並みの本物の料理人だよ……すげぇ。
仕入れも自分でやっているので毎日寝る時間は3時間ほどらしいです。
ご飯とか趣向凝らして扇形に盛ったり、飾り切とかを付けてあったり……ありえないです。最終日のお昼ご飯、僕も頼んで食べたのですが、ネギトロ丼に茶碗蒸しに天ぷらにデザートはパイナップルをきれいに飾り切った物が出るわで…。
母乳的にNGな揚げ物とかも普通に出るらしいのですが、ここの方針で、そんな事気にするよりも、例えば入院中に3食の食事を楽しみにしてリラックス過ごして欲しいとの事。食欲もわいてたくさん食べて栄養付けて母乳を出してねって事らしいので、料理人さんにそういう注文はつけられてないそうな。っというか毎日いくらの損益で料理作れということになっているんだろうか…。
お義姉さんの入院中の食事を以前見た事があるのですが、いかにも病人食っぽい給食ちっくな食事を見た事があったので、ここの落差は凄いなとは思います。
食事で産婦人科を決めるもんじゃないだろうと以前は思っていたのですが、そんな食事を結構楽しみに食べていた相方を見るとちょっと高かったもののこの産婦人科でよかったなと思った昨今でした。