4×100mリレー銅メダル

日本の4×100mリレーがなんと快挙の銅メダル!
いやぁよくやったと思いますよ、えぇ。
多分このメダルについて「あぁただのラッキーメダルだな」って思っている人がどれだけいる事やら……それは違う!
これは日本のリレーメンバーの実力が勝ち取った立派なメダルです。
要はリレーのバトンパスがいかに難しいかってことですよ、陸上経験者から言わせてもらうと。
こんなオリンピックに出る超S級アスリート達でさえあんなにミスをするくらい高度なことなんです、あれは。
コンマ1秒を縮めるために極限のタイミングでバトンの間合いを決めて練習をしているわけで。
当日は当日で前後の選手の調子に合わせてこれまた微妙に間合いを調整したりするわけで。
お互い全力疾走の中シンクロさせてバトンを渡すってそう簡単なことじゃない。かなりの集中力がいります。
そんな微妙な感覚の中からコンマ何秒の記録の更新って生まれているんです。
バトンの失敗の理由なんて色々あるだろうけれど、アメリカをはじめとして有力国のアスリート達はその調整に失敗したんです。日本はリレーの競技にのっとってしっかりと最後までバトンを繋いだんです。これを実力と呼ばずして何と呼ぶ。堂々としたメダルです。
いくら世界記録で走る力があっても出せなかったらそれは実力がないのと同じこと。「もしバトンミスをしていなかったらメダルはどこが…」なんて考えること自体がナンセンス。最後にゴールした3組だけがメダリスト。これぞまさしく人生そのもの。
「強い者が勝つんじゃない、勝った者が強いんだ」(誰の名言だ?)
世の中この言葉に尽きると思います…。
何はともあれメダルおめでとう。