セイシェル旅行記⑧〜夢の後〜

飛行場に着くと、これまた何とクレオールホリデーズのスタッフが出迎えてくれ、面倒を見てくれた。何て面倒見の良い旅行会社なんだ…いやホントに。
それにしてもタクシー降りてすぐ目の前に搭乗手続き受付が有るってどうよって感じだが…。
荷物検査を受け預けようとすると何やら言って来たが簡単な単語なのですぐに理解できた。

「It's very heavy!」

どうやら嫁の荷物が重すぎるらしい…。そりゃお土産でジュース何本も入れてりゃ重量オーバーもするわな…。目の前でスーツケースを空け、手荷物にし、ボディーチェックをし、ロビーで待機。
免税ショップを見てふと大事な事に気がつく……「SRが使えない!!まだ残ってる!」
てっきり中に入っても買物が出来ると思っていたのに出来ず、SRを使うあてがなくなってしまった。僕ならここで諦める所なんですが、うちの嫁は何故かこういうとこでもたくましく「外に出れるか聞いてみる!」と駆けて出て行ってしまいました………戻ってこないって事は本当に出れたんだ…。一度身体検査して通ってるのにまた外に出れるなんて…。いや、それよりも嫁の中学生英語で何をどう伝えて出れたのか不思議でたまらない…会話は語学力ではないという事か??
結局外のお土産店で全てのSRを使いきり、いやむしろ足らない分おまけしてもらって満足して舞い戻ってきたと言うつわものの嫁なのでした。

セイシェルを経つ事7時間。シンガポールに着きました。っで、ここで一つ大きな心配事があったんです。
乗り換え時間が55分しかないんです。ヤバクないですか?
トランジットの必要な海外旅行をした事のない人には「1時間近くも充分に間が有るじゃん!」って思われるかもしれないけれど、1時間前にまだ違う飛行機に乗ってるだなんて有りえないスケジュールだと後になって僕も気づきました。
出かける前から「乗り換え最低所要時間は1時間なのですが55分でも乗り換え出来ない訳ではないのでこの便で良いですか?」と言われていました。
シンガポールに着くなり、即ダッシュ&電車でターミナル移動です。相変わらず広い…シンガポール航空は…。行きに下見できる時間があって良かった。
乗換え予定のターミナルで受付に行き、券を渡すと受付がちょっと驚いた表情に…(!?)
挙句に荷物の券を渡すと「あなた達の荷物は届かないかもしれませんがどうしますか?」っと言っているように聞こえた。その後どこかに我々の荷物を問い合わせて後は「急いで!」っと言われバタバタする間に飛行機に乗り込みました。
そう……我々の乗り換えは出来ても荷物の乗換えが間に合わない……どうなっちまうんだよと思いながら飛行機は日本へと飛び立つのでした。
これまた後で知ったんですが、シンガポール航空の飛行機ってとても良いらしいですね。最近の飛行機は一人一台座席の前に画面がついていてゲームができるコントローラーが付いているのか〜と感心していたのですが、これは特別なんですねぇ…道理で。


成田に着いてあぁやっと無事に着いてこれたと飛行機を降りると、どこかで僕を呼ぶ声が……って何で呼ばれるの!?
「あなた達の荷物がこの飛行機に乗っていないかもしれないのでもし無かったら後でこちらに来て下さい」
との事。あぁ……俺達の荷物はどこだよ…。っというか良く知らないんですが、運送会社のように該当する荷物がどこにあるのかって把握できるシステムになってないんですかねぇ??
祈るように待っていると、無事我々のスーツケースは乗り換えに間に合ったらしく、流れていました。行きは飛行機で成田まで着たけれど、帰りは新幹線で駅弁でも食べてゆったりと帰りました。あぁ,,,やっぱりここは日本だねぇ…(特に意味無し)。
何はともあれ色々有ったけれど、無事戻って来れて何よりでした。
明日1日休んだらまた現実が始まるのかぁ……とても気が重たい…。