万博の結果

ちょっと遅い話だけんど、愛・地球博終わりましたね。
なんか、終わってみれば長かったような短かったような、結局中部地区を中心としたお祭騒ぎだったんだろうなって感じで。毎日の入場者のうち数万人がパスポートって事は、地元のリピーターばっかだったって事じゃん…2000万人越えたとか言っても純粋には何人だったんだか。

今日新聞でちょっと気を引かれた言葉があった。


愛地球博は失敗しなかった事が失敗だ」


思わずちょっと感心してしまった。だってさぁ、開催前にはあれほど世論が万博だなんて時代錯誤だとか自然を壊すなとか、万博だなんて行かないとか赤字云々と散々な言われ方してたじゃん。貴重な動植物がたくさんあってとかも。おそらく皆もうそんな事覚えちゃぁいない人達ばかりだろうけれど。っで、始まってみればこの盛況ぶりで、自然破壊がどうのという言葉をこれっぽっちも聞かなかった。あれは一体なんだったんだろう?人間て悲しいなって思います。皆結局は楽しかったから結果オーライって事ですか。きっと反対活動家達のグループで万博に本当に行っていない人たちが何人いるだろうか。当時アンケートで行かないと答えた人や万博反対と答えた人のうち何人が本当に行かなかったのか。
そう、万博は成功しちゃいけなかったんだなって思った。これで大成功をしてしまって、次なる博覧会の足がけを作ってしまった。また同じように名古屋景気のようになりたいと、どこかの森や自然が壊され資源を使い博覧会を開いてしまえる前例が出来てしまった。これを失敗を言わずして何と。
個人的には万博は楽しかったし、良かったと思ってます。はっきりいって長いお祭じゃん、多くの人が楽しく盛り上がれたらそれで良かったんじゃないの?って思ってます。でもそれは僕としての一個人としての見解ですよ。実際は万博で多くの資源が使われ環境が崩されているはず。環境に優しい万博と言ってもそんなの不可能に決まってるじゃん。自然に優しく自然を切り開くって矛盾ですよ。
万博のほとぼりが冷めた頃、長久手までリニモに乗って元の公園も散策してみたいなってふと思った今日この頃なのでした。