本物とは?

昨日の日記に関連したお話。
ネットでのタイムドメインのスピーカーの評価の仕方の一つとしてタイムドメインは良くも悪くも本物の音を出している」という事を言っていた人がいて何か凄く納得した覚えがあります。
良く形容詞で使う『本物』という言い方があります。でもこれって結構勘違いしている人が多いと思う。
本物って何でしょう?本物だと何故良いのか?
うん十万するステレオシステムや高いコンポはそう、音がきれいに聴こえるように加工されて出力されているんです。高中低域に音を分析し、耳に聴きやすいように調節する事により、CDなどの信号を読み取り本来の音よりも本物らしい音が出ているはず。けれど一般的にはこれを、「リアルな音だ!」と表現しているのにはちょっとズレがある。そう、良い物=本物ではありません。
他にもありますよね、こういうの。
「これが本当の本場博多の豚骨ラーメン」っていうのは凄くクセがあって実はあまり我々の口には合わない場合がほとんど。現代風にアレンジした本物じゃない、いわゆる豚骨醤油ラーメンの方が美味しい。
だから本場の元祖豚骨ラーメンなんて現代のラーメンに慣れた人にとって美味しくないんじゃなかろか。
本場のカレーだって日本人には辛くて食べれたもんじゃないし…って話が食べ物ばかりだな、、、(ー_ー;)
写真にしたって、映したものをそのまま再現するカメラよりも加工されて撮れるデジカメが今では主流だし…。
本物って何でしょ?