〜マンション編〜

7月頃からだろうか、引越課では一つの仕事が常時進行(毎日ではない)しています。
マンションの荷物を出してトラックに積み、業者が壁をひっぱがして断熱材などの工事をした後戻します。
そう、、、手抜き工事によるやり直し工事です。
建築中のマンションを監査したら断熱などの工事が基準を満たしてなく、ちょっと前に既に建てられていたお隣のマンション(全て入室済み)の方も連鎖して発覚したと言う事です。やっとマンション買えたと思って引っ越してきた人が気の毒だ…けっこうなレベルなとこなのに。
今朝入った部屋は運が良かったらしい。
荷物が全て箱に収められキレイにまとめてあり、Zリフトですぐに搬出に取り掛かれました。っというか僕的にはそれが当たり前だと思ってるんですが…そうじゃないみたいです。他人に自分の物触られるの俺絶対嫌だけどなぁ…。聞いた話では以前引き出し開けたら下着がいっぱいでどうして良いか困った事があったり、家族4人で物が多い上に普通に生活してるまんまでさぁ始めて下さいとかあったそうな…。
今朝のこの住人、、、30前後のきれいな♀×2…。賃貸ではなく、普通のマンションに♀二人…。そしてベッドは一つ…。我々のような野蛮な会社はまともな想像をする者は誰もおらず…(汗)
我々の仕事は朝夕の搬出入だけなのでその間は自分の業務が出来るのですが、中途半端に戻って仕事したくないので喫茶店でサボり昼前頃に一端帰社…。
午後には明日のためにもう一つの部屋をちょろっとさわりました。ちなみに住人に極力迷惑をかけないように一日で集中的に終わらすので1日1件が限度、しかも分けて作業をしたり、クレームがあってやり直したりするのでこんなに長期化しています。
そこは幼稚園の子がいる家庭。子供のおもちゃや幼稚園で作ってきた作品がぎっしり並んでいるのを見てちょっと溜息が出たけど何とか梱包。我々にとってはゴミみたいな紙とかちょっとした物、くしゃくしゃな落書き紙とかでもうっかり捨てずにちゃんとしまわなければいけないので個人の引越は難しい…。
その後長い長い休憩(作業終わるまで)の後、一気に搬入。これがまた厄介。
最初に撮った写真を見て全くその通り元に戻すんです。カーテンはこれくらい開いていた、TVの位置が5cmくらい違うとかコードは横に少し出てたとか細かい細かい…。床にゴミが落ちてたとしたら本当にそこに置いてなければいけないという徹底ぶり。余って立て掛けてあったんであろう荷造り箱でさえ元に戻せと言われまた持って行ったくらい…。

詳しくは知らんけどこの仕事に携わっている業者は清掃やら電気やら内装やらで十数社、軽く50人以上はいました。
これ……1日の費用はいくらだなんだろうと思うと気の毒です…。住人の迷惑料を含めて余裕で3桁/日はいってるよなぁ…。
しっかしみんなよく引き受けるよなぁ…こんな仕事。
だってこの会社、全国的に有名な岐阜本社の民事再生法中の某大手土木会社なんだもん…。お金払ってもらえるんかしゃん…。
指揮してた人も半ギレながらやってる感あったし…。これ終わったらクビだったりして…(笑)←笑い事ではない