職場訪問

うちの相方は秋頃からグループホームという種の介護現場で仕事をしています。
これはどういうものかというと、痴呆の人と一緒に生活をするというコンセプトのものです。僕もあまりよくわかっていないので詳しくは何とも言えないのですが…。
なのでどういうものか少しでも知るために眠い目をこすりながら夜勤中にお邪魔をしてきました。
話に聞いていたけれど入ってみてびっくりです。造りが総ヒノキで床もうぐいす張り(歩くと音がする)。床暖房完備で、全体的なデザインもとても北欧っぽく、施設というより暖かい家という感じでとても居心地の良い空間です。なのですぐに眠くなってしまったけれども、仕事の邪魔をしていけないと思い、クリスマス飾りの手伝いをしながらウトウトと…(ダメじゃんっ)。
僕は普段痴呆の人と接する機会は無くて想像が湧かなかったけれども大変な職場だなって思いました。夜中の2時くらいまで寝ている人を相手したり、朝の5時前から起きだして歌うたったりタンスの中を荒らしている人がいたり…職員の睡眠時間なんてあってないようなもので仮眠出来るはずもなく過酷です。ちなみに遅番で出勤して次の日の昼前までなので夜勤ではなく宿直なので寝るのが当然なんです。
夜中のうちに朝食の準備をして、起きだした入所者からトイレ介助。
相手が痴呆の方達なので介助のどれをとってもうまくいくはずもなく、手間がかかり大変です。ちなみに夜勤職員は1人です。そんな人達を可愛いって言いながら相手できる相方のような人でないとこの仕事は絶対に勤まらないと思う。
などと思いながら早番の人が来る前に入所者に手を振りながら(俺の存在に疑問を持ってない)家に戻るのでした…。