エンジニアとは

ノーベル賞受賞をした田中さんが連日もてはやされてますね。
いち社員としてエンジニアとしてこれだけの成果をあげたのは素晴らしき事だと思います。
僕が個人的に興味を惹かれた点は…

この結果の原因はわからないが、出来たものは出来たからそれで良い
研究者だったら好奇心を追い続けて謎を追求するものだけど、彼は会社のエンジニアとして、原理よりも商品として使えるものを産み出す事が指名。エンジニアにとっていくら発見があろうと現実的に世の役に立たない発見(ちょっとヒドイ言い方)よりも、役に立つ商品として必要とされる技術にさせた事がエンジニアのノーベル賞と言えるでしょう。結果があっての発見であり、発見あっての結果ではダメなんでしょうね。

科学の専門家から見れば無理だと言われていた研究を素人だった彼が自由な発想をし、実現させた
僕は大学の講義で「ソーラー発電なんてものは作るのにかかるエネルギー・費用を考えれば発電量は割に合わんし、研究しても無駄だからからどこの企業も手を引いている」というのを説かれ、「無理なものを可能にさせるための開発・研究じゃないのでしょうか?それを実現させる事が成功への道ではないのでしょうか」みたいな事を講義後のレポートに書いたら反論が返ってきた上に点数が低くてショックだったのを覚えています…。
確かに経営工学科の講義として、エンジニア理論として儲からない事から手を引く事を説くのはは正しい事かもしんないけど、、、。
何か「無理だ」って言われると逆にムキになって何とかやってみようと思いません?そういうのステキです。
発見はコロンブスの卵。天才は認められるまでは変人。
常識にとらわれたままでは所詮出来る事なんて知れているものであります…。