クレヨンしんちゃん

漫画家の臼井義人さんが急死されました。
なんかとても身近な漫画家で、まだまだノッているこれからの方なのに突然の死でショックです。
いや、別にね、アニメも漫画も今は全然見てないのですが、彼の描く漫画って子供も楽しめると同時に大人もクスッとさせたり、ばかばかしい事ばかりかというと、実は大人社会への批判や皮肉、矛盾を散りばめてあったりと意外に社会的アニメだったような気もします。
それが、「子供に見せたくないアニメ」である同時に世界中のファンに支えられてアニメや漫画がロングセラーになっている矛盾でもあったりするんだと思います。
クレヨンしんちゃん」が世間で「子供に良くないアニメ番組」として世間で取り上げられ始めた頃、驚いた事に「えんぴつしんちゃん」なんていう下品なアニメが始まってっていう内容で2話題材にされた事がありまして。子供は下品な事とかばかばかしい事が大好きで、でもそんなのは子供にとって一過性の流行りでしかなく、そんなものを見ていたから下品な大人になんかなるはずもないよってなもんで。まぁ要するにPTAに対する応えをアニメで返しただなんていう事があったのをいまだに覚えていたりして。僕も当時子供心ながらに「このアニメはすげぇ」っと感心したのを覚えています。だって普通そんなやり方する漫画家いましたか??
今実写映画化されているBALADにしたって、もともとはしんちゃんの映画だったのは周知の事実で。子供を連れてきた親がが泣いたアニメ映画として知る人ぞ知る名画だと思っています。それはやっぱりクレヨンしんちゃんだから一定以上の注目を集める事が出来なかったのが残念でならなかったですが。
何気に…何気に偉大な漫画家だったと思いますよ、えぇ。その域に行く前に亡くなられてしまった感はあるけれど、臼井さんは十分に偉大な方だったと思います。
今思い返せば中学校の時、数学の先生が数学のプリントにしんちゃんのアニメを描いていたのをふと思い出したりします。
ご冥福をお祈りいたします…。